受賞報告(佐藤・金成研究室 冨岡昂成さん)
下記の通り、佐藤・金成研究室の冨岡昂成さんが受賞されましたのでお知らせします。
受賞おめでとうございます。
受賞者:冨岡昂成さん 基盤工学科情報電子オプティクスコース情報分野4年生
学会名:一般社団法人 映像情報メディア学会
受賞名:映像情報メディア学会メディア工学研究会 研究奨励賞
受賞年月日:2024年2月10日
●受賞研究内容
VRやARを用いた視覚情報の変化によって重さ知覚に影響することが示唆されているが,実際の動作とユーザに与える視覚情報との整合性の確保には課題が多く残されている.本研究では視覚情報として,重さ知覚に大きく関連すると考えられる運動速度に注目した.そして,アバタに変身した状況で物体を把持してもらい,運動の進行度合に応じて腕の運動軌跡を強調して,視覚的な動作差異を加えることによる重さ知覚への影響を検討した.実験の結果,提案モデルによる運動軌跡強調によって重さ錯覚の生起が確認された.また,錯覚の表れ方には2つの群があり,運動区間の注目位置によって増加方向,減少方向の表れ方に違いがあることが示唆された.
●受賞にあたってひとこと
この度は映像情報メディア学会において研究奨励賞を受賞することができ,大変嬉しく思います.ご指導くださった佐藤先生,金成先生,ならびに佐藤・金成研究室の皆様,実験に協力してくださった皆様に感謝申し上げます.今後も本研究のさらなる発展に尽力していきたいと思います.